転職活動
職務経歴書は何を書けばいい?基本の構成・書き方・避けたいNG例を解説
職務経歴書に何を書けばいいか迷う方へ。基本の構成、経験や強みの伝え方、避けたい書き方の注意点をよくある質問とあわせて解説します。
職務経歴書は、これまでの経験や実績を採用担当者に伝えるための書類です。何を書けばよいか迷ったときは、基本の構成に沿って情報を整理し、担当した業務と成果を具体的に伝えることを意識すると、内容がまとまりやすくなります。
結論:まず「基本の型」に沿って書き出す
職務経歴書の書式や項目は、応募先の指定に合わせて調整します。指定がない場合は、以下の項目例を土台に経験を整理すると、書き始めやすくなります。
職務経歴書に書く基本の項目
- 職務要約:これまでの経験を3〜4行で簡潔にまとめます。
- 職務経歴:在籍した企業・部署・期間、担当した業務内容を時系列または職務別に記載します。
- 活かせる知識・スキル:業務で使用したツール、資格、専門知識を整理します。
- 自己PR:強みと、その根拠となる経験を結びつけて伝えます。
この4項目は、経験や強みを整理するための一例です。提出先に書式や項目の指定がある場合は、そちらを優先してください。詳しい項目や記載例は、ハローワークの職務経歴書作成資料でも確認できます。
これらの項目を先に箇条書きで書き出しておくと、後から文章を整える作業がしやすくなります。
職務経歴の書き方:具体例で見る
「営業を担当」だけで終わる書き方と、業務範囲・成果・工夫を分けて書く方法では、伝わり方が大きく変わります。
ポイントは、「何を」「どれくらいの規模で」「どう工夫して」「どうなったか」を分けて書くことです。数値がない場合でも、担当件数、頻度、範囲の広がりなど、規模や変化を示す情報に置き換えられないか考えてみましょう。
書く前に整理しておきたいこと
担当した業務を具体的に思い出す
「営業を担当」だけでなく、対象顧客、業務の範囲、使用したツールまで書き出すと、後で強みを見つけやすくなります。
成果は数字や変化で示す
売上や件数などの数値化できる成果に加え、業務改善や工夫した点も、変化が伝わる形で書き出しておきましょう。数値がない仕事でも、担当範囲の広がりや任される内容の変化を実績として示せます。たとえば「新人教育を担当」だけでなく、「新人【人数】名のOJTを担当し、【実際に行った工夫】を実施」のように、対象や取り組みを添えると具体性が増します。角括弧内は確認できる事実に置き換え、効果や期間の変化は記録などで確認できる場合だけ記載してください。
強みを一文でまとめておく
経験を書き出した後、「自分は何が得意か」を一文で言語化しておくと、自己PRや職務要約に一貫性を持たせやすくなります。
伝わる書き方の3つのポイント
結論から書く
各項目は、まず要点を述べてから詳細を説明する順番にすると、採用担当者が短時間でも内容を把握しやすくなります。
社内用語・専門用語は言い換える
前職特有の呼び方や社内システム名は、業界外の人にも伝わる言葉に置き換えましょう。たとえば社内でしか通じない略称やツール名は、「〇〇(顧客管理システム)」のように一般的な言葉を添えると誤解を防げます。
読みやすいレイアウトを意識する
長い文章を続けず、箇条書きや見出しを使って情報を区切ると、読み手の負担を減らせます。
避けたい書き方
提出前には時間を置いて読み返す、または他の人に確認してもらうと、気づきにくい誤りを見つけやすくなります。
経験が少ない・職歴に不安がある場合
経験年数が短い、離職期間がある、異業種への転職を考えている場合は、実績の数だけでなく、業務にどう取り組んだか、そこから何を学んだかを整理しましょう。離職期間について書類にどこまで記載・説明するかは、応募先の指定や本人の状況によって異なります。触れる場合は実際の事情に沿って簡潔にまとめ、面接で質問されたときも事実に基づいて答えられるよう準備します。現在の就業可否についても、実情と合う表現にしましょう。迷う場合は、ハローワークの職業相談窓口などで応募書類の添削について相談できます。
よくある質問
職務経歴書と履歴書の違いは?
履歴書は学歴・職歴などの基本情報を中心とした書類、職務経歴書は担当業務や実績を詳しく伝えるための書類です。応募先によって、両方の提出を求められることが一般的です。
枚数の目安はありますか?
経験年数によって異なりますが、A4用紙1〜2枚程度にまとめるのが目安です。情報を詰め込みすぎず、伝えたい内容を絞ることを優先しましょう。
職務経歴書はテンプレートを使ってもいい?
基本構成が整ったテンプレートを土台にするのは問題ありません。ただし、経験や強みを表す部分は、自分の言葉で具体的に書くことを意識してください。
数値化できる実績が一つもありません
数値がなくても、担当した業務の範囲、任された裁量の広がり、工夫して変えたやり方などを具体的に書けば実績として伝わります。「〇〇を効率化した」であれば、変更前後でどう変わったかを一文添えるだけでも説得力が増します。
自分では書き方が合っているか判断できません
転職エージェントを利用すると、職務経歴書の添削を受けられる場合があります。第三者の視点を借りることで、伝わりにくい部分に気づきやすくなります。
まとめ
職務経歴書は、経験を並べるだけでなく、採用担当者に伝わる形に整理することが大切です。基本の構成に沿って情報を書き出し、「何を」「どれくらいの規模で」「どう工夫して」「どうなったか」を意識しながら、具体的な業務内容と成果を結びつけて伝えましょう。完成後は時間を置いて読み返し、必要であれば第三者の意見も取り入れながら仕上げてください。